ホットワインとは
ホットワインは、ハチミツ、柑橘系のフルーツやシナモンなどの香辛料が入った温かいワインです。体がポカポカ温まるので、冬にぴったりの飲み物です。
今では日本でも有名ですが、元々はヨーロッパで昔から飲まれている飲み物で、特にドイツやフランスではクリスマスには欠かせない飲み物として愛されています。
屋内はもちろん、11月中旬から各地で開催される屋外でのクリスマスマーケットでは、ホットワインを飲み、温まっている人をよく目にします。
ホットワインは日本での呼び名で、ドイツやオーストリアではグリューワイン、フランスではヴァン・ショー、北欧ではグレッグと呼ばれています。
ホットワインの作り方
ホットワインを作る際には、赤ワインを使うことが多いようです。
基本的なつくり方(2人分)の材料は、赤ワイン300〜400ml、レモンやオレンジなどお好みのフルーツ1/3〜1-2個、シナモンスティック1本、クローブやブラックペッパーなどの香辛料少々、グラニュー糖またはハチミツ大さじ1〜2程度です。
まず、鍋に材料全てを入れて弱火にかけます。この時、香りが出やすくするために、フルーツはカットし、シナモンスティックは半分に折ったり、香辛料は砕いてから入れます。
沸騰直前で火を止め、30分〜1時間ほど置き、網や茶こしなどでこします。飲むときに弱火で温めなおし、お好みでシナモンスティックやレモンを飾れば完成です。
電子レンジで手軽に作る
もっと簡単に楽しみたいという方には、電子レンジでつくる方法がおすすめです。
耐熱カップに、100ml程度の赤ワイン、カットしたお好みのフルーツ、シナモンパウダーを入れ、電子レンジで1分程度温めれば完成です。
この方法は少量からでもつくりやすいので、アレンジしやすく、りんごやキウイなどのフルーツを入れてつくったり、フルーツがないときにはオレンジジュースを加えても美味しくつくることができます。
注意点としては、ワインはアルコールを含んでいるため沸騰しやすく、吹きこぼれやすいので、電子レンジの飲み物モードを使用したり、こまめに見ながら温めてください。
ホットワインの銘柄の選び方
赤ワインで作られることが多いホットワインですが、白ワインでも大丈夫です。
白ワインでホットワインをつくる際には、オレンジやパイナップル、生姜、ローズマリーなど、爽やかな香りのするフルーツや香辛料がお勧めです。
ホットワインに使うワインは安いもので構いません。
作る際にフルーツを加えたり加熱するため、ワイン本来の風味は変化してしまい、値段の高いワインを使ってしまうと少々勿体ないです。
開封して少し時間が経ってしまったワインや、安いテーブルワインなどをホットワインとして飲むと、味や風味が変化して楽しめます。
最近は、1000円未満で買える味のバランスがとれたワインがたくさんあるので、ぜひそちらで試して見てください。
ホットワインの効果と注意点
ホットワインは、ポリフェノールやビタミンが豊富で、香辛料の各効果も期待でき、体も温めてくれるため、風邪予防も期待できる飲み物です。
ただ、ホットワインは沸騰させる前に飲むため、アルコールは残っています。
子供や妊婦の方、運転する予定のある方は飲まないようにしてください。
お酒ですので、薬を服用されている方も注意が必要です。
味のアレンジがしやすく気軽に作れるホットワイン、ぜひオリジナルの味を見つけて楽しんでみてください。
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