【正月飾り】破魔矢と熊手の違いと正しい飾り方

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破魔矢と熊手

お正月には正月飾りを飾って祝う習慣がありますが、それぞれの意味や違いがわからなかったりして、適当に飾ってしまっていませんか?

その中でも特に間違えがちな、「破魔矢と熊手」の意味と違い、正しい飾り方を紹介したいと思います。

ちなみに、正月飾りは11月の26日ぐらいから飾りだすのが一般的で、29日と31日に飾るのは避けた方がいいとされています。

29日は「二重苦」、31日は「一夜飾り」といってよくないとされています。

 

破魔矢の意味と正しい飾り方

破魔矢は弓矢という体裁のごとく、悪いものを打ち砕いてくれるという縁起物です。

その由来は、その昔正月に行われていた弓の技を競う「射礼」という行事に起因し、その風習が今日まで残っています。

なので、昔は破魔弓と破魔矢のセットになっていたそうです。

破魔矢は寺院や神社でだいたい1000~2000円で授与され、処分も翌年に寺院神社で引き取ってもらう形でおこないます。

破魔矢の飾り方は、神棚へ置いたり、頭上より高い位置で凶の方角に矢の尖っている方を向けるのが良いでしょう。

ただし、凶の方角はその年の干支により異なるので、毎年確認する必要があります。

また、神棚がない場合は、なるべく玄関などの入り口に飾るのがいいとされています。

 

熊手の意味と正しい飾り方

熊手は運をかきこむ、金銀をかきこむという縁起物です。

なぜ、かきこむ力があるのかというと、熊手の由来は酉の市にあります。

昔、酉の市は鶏を奉納しにきた人たちを相手に農機具や農作物、古着を売る市の役割を果たしていました。その商品群の中に「熊手」という道具がありました。今でも落ち葉などを掃除する際に用いる、あの「熊手」のことです。

商売人たちはその熊手という道具に洒落で縁起を担ぎました。熊手にはあらゆる幸福を自らの懐にかきこむ力があるとしたのです。

そして、現在では熊手の原型に伴って、七福神や大判小判、松竹梅などの縁起の良いものが盛り込まれることとなりました。
なので、破魔矢と熊手は縁起物という意味では同じですが、その意味合いはそのものの由来から少し異なっています。

熊手は先ほども述べたように酉の市で手に入れます。値段は小さいもので1000円、大きいもので数十万にもなります。

処分も翌年の酉の市で引き取ってもらう形でおこないます。

熊手は、玄関の高い位置で入り口に向けて飾るか、神棚やその年の恵方に向けて飾るといいとされています。

縁起物

いかがだったでしょうか?あなたは正しい意味と飾り方を知っていましたか?

破魔矢と熊手の違いについてご紹介しましたが、どちらも縁起物として、新年を迎えるにあたり良いことをもたらすことには変わりありません。

しかし、縁起物として扱うからには正しい知識をもって飾りましょう。

そうすれば、ますます運気が開けてくるかもしれませんよ?

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