ランチメイト症候群とは?
ランチメイト症候群とは、一人でランチなどの食事をする事に過度に不安や恐怖を覚える心理状態を指します。
報道で取り上げられる事が増えたものの、正式な症状名・病名ではありません。
正式な症状名・病名ではないのですが、ランチメイト症候群に悩まされている人が増えているようです。
そもそも、何故食事を一人で摂る事、それを見られてしまう事が苦痛なのでしょうか?
ランチメイト症候群の人の特徴
ランチメイト症候群に陥った人の考え方の特徴として、
まず、一人で食事をしているということに不安感があり、それを他人に見られているという事で不安の増大に繋がります。
さらに、それを見た周りからの評価を気にして、不安の悪循環へと陥ってしまいます。
それが積み重なっていくと、一人で食事をする事に過度に不安や恐怖を感じるようになってしまうようです。
ランチメイト症候群の原因
ランチメイト症候群には、日本特有の原因があると言われています。
日本では学校においても社会においても、個人行動よりも集団行動が好まれます。
昔から、集団に同調しない個人行動は悪だとされてきました。
そのため、自分一人だけが周囲とは違い一人で食事をしているという状況を、苦痛に感じてしまいやすい環境になってしまっています。
また、近年はインターネットの普及に伴いSNSなどを通じたインターネット上のコミュニケーションが中心となって、
人と直接関わり合うコミュニケーションは苦手と感じる若い世代が増えており、対人コミュニケーションが上手くできずに悩んでいる事も一因と考えられます。
ランチメイト症候群を克服するには
最も簡単な解決方法は、食事を誰かと一緒にする事です。
しかし友達を作らなきゃ、と考えてしまうと気が重くなるので、まずは挨拶を心がけてみるといいかもしれません。
少しの勇気を持って、誰にでも挨拶をしてみることで何かのきっかけで会話が弾む可能性があります。
それが食事前のタイミングならば、そのまま一緒にご飯を食べる事だってあり得るのです。
自分はランチメイト症候群かもしれないと不安な方は、人とのコミュニケーションをとるのが実は苦手という事が多いでしょう。
ですから挨拶のような簡単なコミュニケ―ションを心がけるだけで、ランチメイト症候群を克服できる可能性があるのです。
コメント